英語習得もスポーツ上達も、脳の力を「借りる」のが正解!
最終更新: 2020年4月5日

Hello!!!
アットホーム留学ティーチャーの
原田千耶子です。
2020年、
小学校英語教科化、東京オリンピックと、
日本で英語フィーバーな年なのですが、
英語ができたら、これがしたい。
英語ができたら、こうなりたい。
英語ができたら、これが伝えたい。
って具体的なイメージ、ありますか?
このイメージがあると、
英語を学ぶモチベーションを一時的ではなく、
ながーく、維持できます。
しかも高い次元で。
と、言うのも
脳が、
「英語で何かを伝えている自分」と「今の(話せない)現状」
にギャップを感じて、
このギャップは危険だから埋めよう!
という「心理学的ホメオスタシス」(恒常性維持機能)
が自然に発動するのです。
そして、
ギャップを埋めようと、勝手に動き始めます。
*心理的ホメオスタシスとは?!
https://studyhacker.net/what-is-homeostasis

本来、ホメオスタシスは変わらないことを望む脳の働き。
英語が話せない現状があり、
英語が話せるように頑張って勉強しよう!
と本を開いたけど、3日目には、話せなくてもいっか。
と勉強をやめてしまう。
いわゆる3日坊主。
この今のまま(話せない現状)でもいっか
=心理学的ホメオスタシスが働いている状態。
今の自分の状態から、イメージの中で
「英語が話せる自分」に変えてしまうだけで、
脳はそれが今の本当の自分、だと思いこみ、
英語が話せない=だめだ、辞めさせなければ!という
一般的に言われるホメオスタシスの、逆パターンの力が利用できるのです。
ちょっとややこしいですね(笑)
もう少し整理して言うと、
「英語を話している自分」のイメージを作り上げ、
それを今の本当の自分だと脳に思い込ませる。
そうすると、脳は本当の自分は英語が話せるのに、
今ここにいる人は話せないようだ。
まずい!元に戻さねば!
と言って、
話せる自分と話せない今の自分に
ギャップを感じ、
埋めようとする力が働くのです。
現状維持をすることは脳にとって最優先事項。
脳は、命を守るために、
今の安全な状態を抜け出さないでほしい。
「変わること=チャレンジすることは安全ではない」
と、生き残ることを脳は最優先し、
「今」の安全な状態を維持することに全力を尽くす性質があるのです。
そのため、
もうすでに自分を「英語を話す人」
として思い込み(イメージを作り上げ)
脳を騙します。
そして「英語を話す自分」と、
「話せない自分」というギャップをつくり、
安全な現状=「英語を話す自分」を維持させるため、
英語ができない状況をどうにかしなければ!
英語を習得しなければ命が危ない!
という状況を脳に作るのです。

これが、英語学習を飽きずに、3日坊主にならずに
続ける脳の機能を味方にする方法です。
そして、命に関わることですから、
スピードも俄然アップします。
イメージがない人が英語を頑張って学ぶより、
イメージを作ってから学ぶ方が脳の力を利用して、
効率的に、
辛くなく、
楽しく、
習得できるということです。
この脳の力は語学だけでなく、
スポーツでも、芸術でも、人間関係でも、使える方法。
まずは、半年後、
自分がどうなっていたいか、を具体的に書き出し、
そうなっている自分になりきって過ごしてみましょう。
そして脳を騙すことによって
3日坊主から脱出し、
高いモチベーションをながーく維持して、語学習得を楽にしてみましょう!